愛猫のためにはおいしくて、体にいいキャットフードを与えてあげたいですよね?
ペットショップやスーパー、量販店でも比較的見かける「AllWell(オールウェル)」
猫を飼っている人ならほとんどの人が知っているほど、認知度の高いキャットフードで、猫写真家である岩合光昭さんがCMに出演していることでも話題になりました。
そんなオールウェルは世界初の吐き戻し軽減フードとして売り出していますが、実際の評価はどうなんでしょうか?
毎日愛猫に与えるキャットフードとして最適であるのか、実際の評判や評価をご紹介していきます。
キャットフード オールウェル4つの特徴
まずは、オールウェルキャットフードの特徴をご紹介します。
世界初の特許「食物繊維配合技術」
オールウェルで1番力を入れているのが、吐き戻しの軽減です。
2016年4月にオールウェルの製造会社「ユニチャーム」がキャットフード使用者516人に、愛猫が吐き戻した経験があるかどうか調査しました。
その結果、65.4%の愛猫が吐き戻しを経験したことがわかりました。そのため、飼い主の多くが「猫が吐くのは当たり前」だと思っているのが現状です。
ではそもそも、なぜ猫は食事をよく吐いてしまうのでしょうか?それは、キャットフードが水を吸って大きく膨らんでしまうのが大きな原因です。
基本的に猫は、食事を噛まずに食べて早食いする傾向です。噛まずに食べるためキャットフードの粒はそのままの大きさでお腹の中に入り、さらに水が吸って膨張してしまうため猫は吐いてしまうんです。
それを防ぐために開発したのが、ユニチャーム独自の「食物繊維配合技術」です。この技術はなんと世界初で、特許登録済みです。
独自の食物繊維配合技術によりお腹の中で素早くふやけて崩れるため、胃を圧迫せずに吐き戻しを軽減させられます。
7つの機能で健康をサポート
オールウェルのキャットフードは、以下の7つの機能で愛猫の健康をサポートします。
- 食事の吐き戻し軽減
- 皮膚・被毛の健康維持
- 低カロリー設計
- 胃での消化
- 毛玉ケア
- 下部尿路ケア
- 免疫力の強化
吐き戻しの軽減を中心に愛猫が末永く健康でいられるような、成分に配慮したキャットフードになっています。
2種類の本物素材を使用
オールウェルでは健康にいいだけではなく、愛猫がおいしく食べられるように素材にもこだわっています。
ささみのフリーズドライに天然の小魚。それらをパウダー状にし、おいしい素材をミックスしてます。商品によっては贅沢に素材入りのものもあるので、愛猫の体調や好みによって選んであげましょう。
安心の国産で、着色料・香料が不使用
キャットフードによっては着色料や香料が使用されているものがありますが、オールウェルのキャットフードは添加物は不使用です。
着色料も香料も、猫にとっては不必要なもの。特に猫は目でキャットフードがおいしいかどうか判断はしないため、着色料はつける必要がありません。しかも添加物によっては発がん性のものもあり、猫の体の負担になります。
添加物を少しでも摂取したら体に害が出るわけではありませんが、もしものためにもできるだけ無添加のキャットフードを与えるのが猫のためです。
キャットフード オールウェル原材料・成分6つの評価
続いて、オールウェルキャットフードの原材料と成分を評価していきます。
第一主原料は穀物
オールウェルのキャットフードの第一主原料は、トウモロコシやコーングルテンミール、パン粉などの穀物です。
猫は本来肉食動物ということもあり、穀物の消化が苦手です。穀物を摂取しすぎると、下痢や嘔吐を引き起こす危険性があります。猫によっては穀物アレルギーを持っている子もいるため、注意が必要です。
また、穀物が多用されているため植物性タンパク質は多く摂ることができるでしょう。ですが、猫にとって必要な栄養素は動物性タンパク質でしか摂れないため、猫の体のことを考えるなら新鮮な生肉が入ったキャットフードを与えるのがおすすめです。
肉類はミール系がほとんど
オールウェルのキャットフードに使用されている肉類は、チキンミールやポークミールなどミール系がほとんどです。
ミールは人間が食べないくちばしや骨などの部位と、加工時に出るくず肉とを混ぜ合わせて粉末状に加工したものです。
安価なキャットフードには、比較的ミール系のお肉を使用しているものが多い傾向にあります。ですがミール系はどんな部位が使用されているかが不明なため、くミール系を使用しているキャットフードは避けている人も多いです。
食物繊維が多く使用
オールウェルのキャットフードには、セルロースパウダーや野菜類(ピートパルプ)など食物繊維がたっぷり配合しています。
食物繊維のメインの役割は毛玉ケアです。豊富な食物繊維がお腹の中に溜まった毛玉を絡め取り、便と一緒に排出できるよう手助けしています。
また、セルロースのような不溶性食物繊維はお腹の中で膨らんで満腹感を与えるため食べ過ぎ予防にもなります。
酸化防止剤は天然成分
オールウェルのキャットフードに使用されている酸化防止剤は、天然成分であるミックストコフェロールとハーブエキスです。
酸化防止剤はキャットフードを劣化させないために必要な原材料です。なかには人工的に作られた合成酸化防止剤や保存料を使用しているキャットフードもあります。
猫の体の負担になるためできるだけ避け、天然の酸化防止剤を使用しているキャットフードを与える方が安心です。
脂質・カロリーは控えめ
オールウェルのキャットフードは低カロリー設計です。
AllWell室内猫用「フィッシュ味挽き小魚とささみフリーズドライパウダー入り」の成分を見てみたところ、脂質は9%でカロリーは340kcal/100gとダイエットフード並みに低カロリーです。
ダイエットを考えている愛猫にもおすすめなキャットフードとなっています。
マグネシウムの量が抑えられている
オールウェルのキャットフードは、下部尿路ケアもできるようにマグネシウムの量を抑えた設計になっています。マグネシウムは多く摂取しすぎるとストラバイト結石など尿石症を発症する恐れがあるため、低値に設計されているのはとても有り難いです。
キャットフード オールウェル3つのメリット
オールウェルのキャットフードを実際に与えている飼い主の声をもとに、メリットを3つご紹介します。
猫の年齢に適したキャットフードが選べる
オールウェルのキャットフードはラインナップが豊富です。
AllWell(オールウェル)子猫用 | フィッシュ味 |
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AllWell(オールウェル)室内猫用 | フィッシュ味 チキン味 フィッシュ味 贅沢素材入り |
AllWell(オールウェル)高齢猫用 | フィッシュ味(10歳以上) フィッシュ味(15歳以上) フィッシュ味(20歳以上) |
AllWell(オールウェル)避妊・去勢した猫用 | フィッシュ味 チキン味 |
AllWell(オールウェル)肥満が気になる猫用 | フィッシュ味 |
AllWell(オールウェル)早食いが気になる猫用 | フィッシュ味 |
AllWell(オールウェル)健康免疫サポート | フィッシュ味 |
AllWell(オールウェル)成猫の腎臓の健康維持用 | フィッシュ味 |
愛猫の体調に合わせて選べるため、キャットフード選びにかなり助かります。
1番有り難いのは高齢猫用が、10歳・15歳・20歳と3種類に細かく栄養バランスを分類してくれているところです。年齢によって必要な栄養素は変わるため、かなり猫に配慮しているといえます。
実際に吐き戻しが軽減した猫が多い
オールウェルのキャットフードを愛猫に与えて、実際に「吐き戻しが減った!」という口コミが多数ありました。
お腹が空いてがっついても、「オールウェルのキャットフードなら吐かない!」と喜びの声が多めでした。もしも愛猫が吐き戻しで悩んでいるなら、1度試してみる価値があるでしょう。
小粒のため食べやすそう
オールウェルのキャットフードは、ほかのキャットフードと比べて粒が小さめ。シニアの猫でも食べやすそうだという声が多数ありました。
高齢になると大きい粒だと食べにくい猫も多いため、嬉しいポイントです。ただし、食欲旺盛の子は食べ過ぎる可能性があるため注意が必要です。
キャットフード オールウェル2つのデメリット
メリットが多いオールウェルのキャットフードですが、少なからずデメリットもあります。そちらも参考にして、愛猫へのキャットフード選びの参考にしてください。
穀物アレルギー持ちは注意が必要
オールウェルのキャットフードの第一主原料は穀物です。多く使われているため、穀物アレルギーの猫は避ける必要があります。
もしアレルギーではなくても多く摂取することで穀物アレルギーになる子もいるため、気になる方は避けた方が無難です。
吐き戻しが減らない猫もいる
吐き戻しの軽減を期待してオールウェルのキャットフードを与えてみても、吐き戻しが軽減しなかった猫も少なからずいます。
やはりなんでも相性があるため、すべての猫に効果的というわけではありません。まずは少量を与えてみて、合わなかったならほかのキャットフードを与える、という風に臨機応変に対応していきましょう。
気になる価格、最安値を確認する
気になるお値段ですが希望小売価格はオープンプライスとなっており、メーカーは公表しておりません。
各ECモールでの販売価格を見ていきましょう。
Amason
Amazonでは1.6kgが1,781円で販売されています。644件のレビューがあり、総合評価は4.3となっています。レビューにも吐き戻しが軽減されたという声が多数見受けられました。(2023年1月25日現在)
楽天
楽天では1.6kgが1,738円で販売されています。Amazonよりも少し安いですね。ただ、誤差の範囲内ですので、いつも使っているECモールで購入することをおすすめします。レビューは35件、総合評価は4.26となっています。
まとめ
世界初の吐き戻し軽減フード、オールウェルのキャットフード。
ラインナップも豊富で、猫にかなり配慮されたキャットフードといえます。実際にオールウェルのキャットフードに替えてから、吐き戻しが軽減したという声も多く見られました。
ですが中には、吐き戻しが軽減されなかった声や、好みの問題で食べなかった声も少なからず見られます。猫は動物の中でも美食家といわれています。なんでも相性があるため、まずは1度少量から試してみましょう。
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